SILENT FALLOUTとお金のはなし

2025年になりました!
今年もSILENT FALLOUT PROJECTをよろしくお願いします。

新年一発目のミーティング

昨日は、新年一発目のzoomミーティングでした。

埼玉、広島、愛媛、アメリカと・・・各自いろんなところから参加してくださっているzoom。

だいたい毎週1回開催しています。

今年の監督のスケジュールを聞き、各自進めていることの発表。
今年も大きな動きがありそうです。

また改めて、みなさまにもご報告ができればと思います。

▲不意打ちスクショすみません(笑)

午後からは、会計事務所へ。

SILENT FALLOUT PROJECTは、みなさまの寄付で成り立っているプロジェクトです。

そのため、会計がなかなか複雑。

今年からクラウドで会計をすることになり、事務所にてレクチャーいただきました。

税理士さんは、伊東監督と長年のお付き合い。

監督のことをよく分かってらっしゃいます。

クレジットカードの仕分けについて考えているとき、「伊東さん、プライベートでの使用なんてないでしょ!」と突っ込んでいました。

そうなんです・・・伊東監督はこのプロジェクトに命を捧げているので、プライベートというか・・・伊東事務所として受けている仕事以外の時間は、すべてSILENT FALLOUT PROJECTに費やしているのではないでしょうか。

このやり取りを聞き、改めて、伊東監督っていろんな人に理解され、支えられているな〜と感じました。

さて、お金の話に戻ります。

SILENT FALLOUTは、テーマがテーマだけに、なかなかクライアントが付きづらい映画です。
後半の記事にも出てきますが、実際のところ・・・このプロジェクトは900万円以上の赤字。

ずっとお金に苦労しているプロジェクトではありますが(涙)!
明るい未来のために、今年も頑張っていきたいです。

みなさまからの変わらぬご支援をよろしくお願いします。

さて、ここからSNSの抜粋(SNS担当どんちゃん&監督ご自身の発信の両方あります)でお届けします。

Silent Fallout English Blogを紹介

伊東監督が2024年夏のアメリカ上映ツアーのレポートを完成させ、最初のニュースレターを間もなく発送します。メールの受信トレイに注目してください!

日本でも自主上映会が活発になりました🙏. . いろいろ将来の予定や発表が途中で… 原子爆弾の作成から80年目を迎えるにあたり、米国に運動をもたらすため、引き続き努力していきます。

2024年のふりかえりと2025年

✈️ 2024年は、20ヶ所での北米上映ツアーを実施。

事実を伝えるため、アメリカ各地を巡りました。

🎬 現地の方々との熱い議論
📝 若い世代からの鋭い質問
💫 言葉の壁を越えた!
📰 メディアでの取材も受けました!

上映会はすべて現地の方が自主的に企画してくださいました。ありがとうございます。感謝です!

主催者の方々、参加者のみなさんとは、かけがえのない時間を過ごすことができました。(🍙 おにぎり&すいかにも感謝 🍉

2025年は、ヨーロッパでの上映も決まっており、4月には書籍の発売も控えています。

2024年12月、silentFalloutプロジェクトは、活動休止をするつもりでした。

それを考え始めたのは、北米上映ツアーから戻って来た9月くらいです。

夏くらいから資金的にヤバイなあと思い始めて、税理士さんから「900万円以上の赤字になっている」と告げられました。

退職金もなく、働きながら貯めていた貯金が底をつき(少なくてお恥ずかしい…)これ以上続ければ、後は借金になります。

この年齢で借金を抱えていくことは難しい、と考え、12月末で一度、休止しようと心に決めました。

現状、時間がなく、収入となるテレビの仕事がほとんどできない状態です。

自分の最低限の生活はしなければなりません。

「地球の未来を・・・」と言っていても、自分が生きていけないのであれば、どうしようもありません。

月々にプロジェクトにかかる費用は、およそ100万円。

自主上映の受付、発送、会計、お礼状、WEBサイト、SNSの運営など、たくさんのスタッフが関わってくれています。

運営していくだけで年間1000万円以上の費用が必要です。

映画は、貸出料無料、監督トークも無料なので、寄付だけが頼りです。

そもそも、こういった内容の映画は、お金を取る、ということに抵抗のある方も多く、また厳しい生活の中で、たくさんの寄付が集まることは実際むずかしいのです。

ところが、昨年末、ある方からご寄付のお話を頂いたのです。

そのことで、プロジェクトは、半年延命することができることになりました。

本当に奇跡でした。

本当に人生とは不思議です。

本当に感謝の気持ちをもち生きていかなければと思います。

今年、3月4月にクラウドファンディングを行うことにしました。

「またかよ」と思われる方は少なくないと思います。

自分の勝手な思いでプロジェクトを進めていることも分かっています。

世の中が核兵器使用の可能性、原子力発電増強に急激に傾き出した今、何があっても動かなければならないと考えています。

クラファンは、2月末から4月末までのおよそ60日間。

日本国内でメインのクラファンを行い、併せて、アメリカで同時にGoFundMeを使ってクラファンを行う予定です。

4月下旬には、出版のイベントも行われます。

夏には、アメリカで新作に向けた取材、併せて上映活動を行い。秋には、ヨーロッパ上映ツアーを成功させたいと思います。

どこまで本当に実現できるかわかりませんが、ヲタクパワーで突き抜けます!

日本科学技術ジャーナリスト会議

来年、日本科学技術ジャーナリスト会議で上映して頂きます。

主旨は、1月の例会ということですが、一般の方も参加できるようです。

申し込みが必要で、会員以外は、1,000円必要と書いています。

申込締切2025年1月10日(金)

申し込みURL https://conference-park.jp/reg/17

伊東も上京し参加します。

伊東カントクのヲタ打ち

毎週金曜20時、YouTube更新しています。

監督のおすすめ映画を聞きに行ったら、『ターミネーター』の衝撃の考察を聞くことができました。

人工知能の進化、核の問題…🤔

🔽続きはこちらから!

▼この動画を見たらターミネーターを必ず見たくなる!

こちらの動画では、映画のオリジナルグッズを一挙公開!

伊東監督が解説します!

🔽続きはこちらから!

▼ドキュメンタリー映画のグッズを紹介

– マンガ「放射線を浴びたX年後」

– オリジナルTシャツ

– トートバッグ

– 乳歯プロジェクトバッジ

上映会場限定のグッズもございますが、一部グッズはオンラインショップでもお求めいただけます!

(上映会での物販実施は、会場により異なります)

2025年

新年に向け、事務所の守り神、ユーリが、紋付袴に着替えさせてもらった。
  
この業界に入って20数年、まともな年末年始を迎えたことは一度もなく。
一人、暖房の止まった部屋で、防寒着を目一杯着て編集してた。

独立した今も、事務所で一人仕事している僕を
ユーリが見守ってくれている・・・
 
2024年、 
日本では、SNSが選挙を変えた
世界では、Chat GPTが電力を変えた
 
どちらにしてもデジタルが地球を激変させている
 
SDGsの目的である「CO2の削減」を目指せば、
おのずと原子力発電が推進される(仕組みになっている)
 
Chat GPTは、莫大な電力を必要とするため
Google、Amazon、Microsoftは、
政府と共にこぞって原発を増強する決定をした
 
かたや、人工知能は、人工知性の時代へ突入した
人類を助けるものではなく、自ら考えるようになる、と言うこと
 
人類は、どこまで能天気に合理性と便利を求め続けるのだろうか
 
人類は、地球を放射能まみれにしていくだろう、
人工知性は、その人類を、地球を破壊する悪と判断し、
排除を始めるかもしれない・・・核兵器を使って・・・
 
まさにSF映画の世界が、現実に始まろうとしている
 
人類は、
知らないうちに「便利」と「命」が引き換えになってることに
気づかなければならない

被爆樹木プロジェクト

来年8月に向けて進んでいる被爆樹木プロジェクト

ふすま8枚に描くのは、広島城二の丸跡に残る

爆心地から740mで被爆したユーカリの木になりそうです

日本画家 伊東正次から下絵が送られてきました。

*使われる紙は、廃棄される繊維を紙にして循環させるプロジェクト CCFに提供頂いたものです

爆心地

2025年1月1日、長崎にいます

2025年を迎えるにあたって

どうしても訪れなければならない場所

それは爆心地

なぜ市民の上に

原子爆弾を落としたのか?

これはどのような理由をもってしても

正当化することのできない所業であり

全人類が生涯問い続ける責任を負ったということでもある

一年に一度、自らをリセットするため

原点に戻りたい

そう思っています

今週は北上

8日(水)レンボックホールさいたま市での上映会に参加

9日(木) 新宿から、あずさに乗って長野県松本市へ

10日(金) 松本市から、さむ〜い白馬へ で、 取材

11日(土) 松本市から、あずさに乗って、電車に乗って、

     そして、飛行機に乗って松山へ

被爆樹木プロジェクト

8月6日に向けて被爆樹木を描く!

ふすま8枚(横7メートル)の大作に挑戦している

日本画家 伊東正次

今回、CCFから提供された

廃棄される繊維から再生された紙に挑戦しているが、

普段描き慣れている和紙とまったく違う質感に

かなり戸惑っている様子

以下、伊東正次より

 この紙は、普段使っている和紙と、かなり使い勝手が違うので戸惑う。

 普段使っている麻紙が楮や三俣の長い繊維が絡まっているのに比べて、繊維が短く、どっちかというと書道の半紙とか画仙紙に近い感じ。

 その分、吸収力が良く滲みが出やすいが、膠分をすぐに吸収してしまうために、日本画の岩絵具が定着するかかなり不安。

 ドウサをかけないものと、1回かけたもの、2回、3回、4回と変化を見てみるが、4回かけたものと一回のものとあまり大きくない。

 効きにくいということか。

 岩絵具を極力少なく使うか、ドウサをかなりしっかりと効かせるか。

 これから少しずつ描きながら性質を見極めて行こうと思う。

✦投票してください ✦

Silent Falloutが2024 Arms Control Person(s) of the Yearにノミネートされました!

*期限:2025年1月13日

武器管理協会は、過去12か月間に、効果的な武器管理、非拡散、武装解除の解決策を高めた個人や機関を指名し、大量死傷兵器による脅威に対する意識を高めています。 サイレント・フォールアウトは他の2つの映画と共にそのうちの1つです!

上記のウェブサイトにアクセスして、あなたの投票でそれらの映画を支援してください! 🙏

上映会でいただいた感想をご紹介

🎬 5月12日 甲状腺検査えどがわ さま 主催上映会より、感想をいただいておりましたので、ご紹介します!

💭「アメリカ人がこんなにも被ばくしていたことを初めて知りました。広島・長崎の投爆でもアメリカの兵士の被ばくの事は気になっています」

💭「この映画は核そのものを正当化する理由はひとつもない、絶対に許してはならないということを知らせる上で重要で貴重な作品だと思います」

💭「アメリカでも核実験による被害者がいる事、当事者の人達が受けている健康被害について知ることが出来てよかった。母親たちの運動で大統領が動いたことがすごいと思った」

上映後、参加者の皆様から

「知らせていく」「声を上げる」「忘れない」

という力強い言葉をいただきました。

🔽続きはこちらからご覧いただけます。

みなさんからの感想は、新たな気づきと行動のきっかけになっています。

ありがとうございました!

この記事を書いた人

haruna oki