『サイレントフォールアウト』上映会 感想集

大学内にて、上映会が開催されました。

参加いただいた学生さんたちから感想が届きましたので、共有させていただきます。

上映会、本当にありがとうございました!

核実験の何が悪いのだろうと思っていた。実験の衝撃で地震が起こったり、穴があいたりするぐらいで、そのくらいの負担で強い武器を手にいれるのならいいじゃないかと思っていた。しかし放射性物質のことは少し考えれば分かるはずなのに、考えていなかった。日本も原爆が落とされ、私も長崎にも広島にも行ったことがあるが、爆風で町が吹き飛んだり、人が焼け死んだりしたところばかり注目していて、放射性物質のことについては深く考えていなかった。この映画を観て、確かにこの問題は深刻だと思った。目に見えない物質で、病気につながる。政府も隠していた。長期的に見ても被害が大きい。政府の核実験によって一部の人の命が脅かされるのはおかしいと思った。しかし、政府としても核がないと、他国に負ける。すごく難しい課題だと感じた。
核の怖さについてさらに深く学べた。最初に監督からアクションを起こしてほしいとあった。何か自分にできることを考えたい。
私はこれまで、アメリカは自国民に影響の及ばない地域海域でのみ核実験を行っていたと思い込んでいました。しかし現実は多くのアメリカ国民が知らずのうちに核実験の犠牲になっていたことを知りました。日本は自領域に原爆を投下された唯一の国である、そう思っていました。アメリカは加害者である。それと同時に、最大の被害者であるのではないか?とも感じました。祖国に騙され、祖国に殺される。こんなタチの悪いことは無いと思います。そして、このことを私たちは今まで全く知り得なかったことに恐怖を覚えました。未来の私たち、何より現在の私達のために、絶対に忘れてはならない、風化させてはならないこと。まずは知ることから始めなければならないと感じました。

この記事を書いた人

SILENTFALLOUT